戸惑うねんどろ山姥切

ねんどろ刀剣男士劇場
05 /12 2017
とある日の、我が本丸の出来事。
当番のねんどろ山姥切(=ねんば)とねんどろ長谷部(=ねんはせ)が畑仕事をしていた。

ねんば『………(ぽーっ...』
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(ねんばはぽーっと宙を見つめている。野菜の収穫は捗っていないようだ)

ねんはせ『おい、どうした山姥切?』
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ねんはせ『先刻からぼっとして、お前らしくもない』
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ねんば『…長谷部、いたのか』
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ねんはせ『今更何を言うか!?前からいただろっ!無礼な奴だなっ』
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ねんはせ『主命でなければ誰がお前なんかと畑当番を…』
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ねんば『…俺なんか、とな…』

ねんはせ『ん?…はっ!もしやこれは禁句だったか!?』
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ねんはせ『いや、まさか、奴が自分で言っているくらいだ、俺が言ったところで傷つくとも思えんが…』
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ねんはせ『しまった…!主から、山姥切は繊細だから言動には気をつけるように言われていたというに!とんだ失態だ…、主に叱られてしまうかもしれない…っ(わくわく💛』
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ねんはせ『(それにしても、主にそこまで気を使っていただけるなんて…っ、なんて羨ましいっ!)』

(ねんはせは無意識にねんばを睨んでしまっていたらしい。その視線に気づいたねんばは――)

ねんば『何だ、その目は?』
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ねんば『写しがそんなに珍しいか』

ねんはせ『あ、いや、そうではない』
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ねんはせ『俺が何かまずいことを言ったかと思ってな』

ねんば『…何だ、そんなことか。別に。写しと一緒にいれば、不満の一つも言いたくなるだろ』
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ねんば『…俺なんかが当番の相手で悪かったな』

ねんはせ『あ、いや、そんなことは…』

(ねんはせが言葉を濁していると、一方のねんばはまたぽーっと顔を赤らめて呟いた)

ねんば『…そうだ』
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ねんば『俺なんかを、主はどうして…』

ねんはせ『ん?どうした?』
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ねんはせ『お前、顔が赤いぞ?熱でもあるのか?』

ねんば『…主が』
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ねんはせ『!?主がどうされた!?』

ねんば『………』
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ねんば『主は俺のことが好きらしい////』

ねんはせ『…は?』

ねんば『この間…言われたんだ////』

ねんはせ『…ああ、なるほどそういうことか。まあ主なら仰るだろうな。』
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ねんはせ『好きでなくてはねんどろいどの俺たちまで迎えないだろ。(…ん??待てよ?まさかこいつ…)』

ねんば『まったく…』
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ねんば『写しなんかを伴侶に選ぶなんて、どうかしている』

ねんはせ『は、伴侶??』
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ねんはせ『(こいつ、やはり思い違いを…)』

ねんば『一体、俺なんかのどこがよくて…』

ねんはせ『おい』
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ねんば『何だ』

ねんはせ『お前は何か誤解を…、…はっ!』
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ねんはせ『(だめだ、真実を言ってこいつを傷つけてみろ、俺が主に嫌われてしまう…!ここは大人の近侍の対応を…)』

ねんば『おい』
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ねんば『誤解とは何だ?』

ねんはせ『いやいや、気にするな。そんなことより、主からの有難いお言葉に対し、お前はどうしたんだ?』

ねんば『それは…』
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ねんば『…俺も、好きだと伝えて…、それから、少しあいつに触れた////』

ねんはせ『………少し、だと?お前は馬鹿かっ!?』
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ねんはせ『せっかくの主とのすきんしっぷたいむを、たった少しで終えただと!?せっかく具現化して本丸に迎えて頂いたというのに…何を考えているんだっもったいないっ!!』

ねんば『言うな…、写しにはそれが精いっぱいだったんだ//// …だいたい、』
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ねんば『俺なんかと触れ合ったところで、楽しくも何ともないだろ』

ねんはせ『………、…あぁぁぁぁぁーっ!!なんて奴だ!』
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ねんはせ『こんな鈍感な奴を本丸に迎えるなんて、主!できることなら俺がこいつの代わりを…っ』

(ねんはせが思わず発した言葉に、ねんばは過剰な反応を見せた)

ねんば『だめだ!!』
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ねんば『誰にも俺の代わりなどさせない!!』
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ねんば『俺は、俺だ…!!』

ねんはせ『…そこまで言い切るなら、次からはもっと考えて行動しろ!』
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ねんはせ『この本丸にはただでさえ多くの刀がいるんだっ、機会を逃せばそれで最後だっ!お前なんてすぐに…』

ねんば『…(俺なんて、か…)』

(新入りに檄を飛ばすねんはせ。一方のねんばは、視線を落としぼそりと呟いた)

ねんば『…あいつは、"俺なんか"のどこを好いてくれているんだろうな』
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ねんはせ『全く理解不能だ!お前みたいなひねくれ者!』

ねんば『写しなんて、見るだけで十分だろ?』
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ねんば『なのにあいつは…、ねんどろいどの俺を迎えてまで、直接触れようとしてくるんだ』

ねんば『どうせ俺になんてすぐに興味をなくすくせに…』
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ねんば『そんなに求められたら俺は…』
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ねんば『(自分が写しだということを忘れてしまう)』

(それからすっかり黙り込んでしまったねんば。その様子にねんはせもさすがに心配になって声を掛けた)
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ねんはせ『おい、お前大丈夫か…?』

ねんば『…ああ』

(そう短く答えると、ねんばは再び畑の野菜に手を伸ばした)
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ねんば『…そら、仕事に戻るぞ』

ねんはせ『あ、ああ…』

ねんば『………』

(野菜を収穫しながら、再びねんばは宙を見つめた。そして心の中で、ねんばは審神者に問いかけるのだった)

ねんば『(主…、あんた、俺なんかで本当に良いのか…?)』
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ねんば『(あんたが本気で俺を俺として認めそして欲してくれるのなら…、俺は――)』


[本日の出演者]



【ねんば関連記事】

ようこそ、ねんどろ山姥切ちゃん!(⇒ねんばに「好きだ!」と言ってみた)

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りく

フィギュア/ドール/ガンプラをウェットに愛でる審神者。
レビュー中心ですが、オビツカスタムとかねんどろともよく遊んでま~っすヽ(*゚∀゚*)ノ
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