愛情の測り方~ねんどろ長谷部VSねんどろ大倶利伽羅~

ねんどろ刀剣男士劇場
05 /02 2017
とある日の、我が本丸(庭先)の出来事。
この日、ねんどろ大倶利伽羅(=ねんくり)は、某忍フィギュアを相手に鍛錬に励んでいた。
P4205581.jpg
ねんくり『行くぞ…っ』
(ねんくりは某忍フィギュアに斬りかかった。しかしあっさりとかわされてしまう)
\スカッ/
ねんくり『ちっ…、』
P4205583.jpg
ねんくり『やるな…』
(するとそこへ、ねんどろ長谷部がやってきた)
P4205588.jpg
ねんはせ『大倶利伽羅、ここにいたのか。探したぞ』

ねんくり『長谷部か。何の用だ』

ねんはせ『これだこれ!確かお前にはまだ見せていなかったと思ってな』

(ねんはせは誇らしげに狗耳を見せびらかした)

ねんはせ『この耳が何か知っているか?』
P4205589.jpg
ねんはせ『これはな、俺が主から直接賜った、俺専用の"主お手製ぐっず"なのだ!ふふん♪』

ねんくり『………』

(ねんくりは興味なさそうに刀にチェックを始める)

ねんはせ『実はこの間まで主が修理して下さっていたのだが、ようやくそれが帰ってきたのだ。いや~♪やはりこれがないと落ち着か…、て、おいっ』
P4205590.jpg
ねんはせ『聞いてるのか大倶利伽羅!?』

ねんくり『興味ないな。自慢がしたいだけなら他の奴の所へ行け。俺はお前のように暇じゃないんでね。…刃こぼれはなさそうだな』

ねんはせ『ふっ』
P4205591.jpg
ねんはせ『そんなことを言って、本当は俺が羨ましいんだろ?』

ねんくり『………』

ねんはせ『まあ、お前のような奴でも、俺のようにひたすら努力すればいずれ…』

ねんくり『………長谷部』
P4205597.jpg
ねんくり『黙れ』

ねんはせ『ははは!』
P4205599.jpg
ねんはせ『そうかそうか、俺が主に愛されているのを知って嫉妬したな?可哀想な奴め。ふははは♪』

ねんくり『………』

(ねんはせの高笑いが響く中、ねんくりはしばらく沈黙していたが、やがて静かに言い放った)

ねんくり『………お前は、"物"だけであいつの愛情を測っているのか?』
P4205600.jpg
ねんはせ『何…?』

ねんくり『手製がどうした?専用だから何だ?作ってもらったのはお前だけじゃないんだろ?』

ねんはせ『そ、れは、確かにそうだが…。しかし、俺にはあってお前にない、つまり主は、お前よりも俺のことを大事にしてくださっているということで…!』

ねんくり『違うな。主はただ、それぞれに似合いの物を作って与えているだけだ』
P4205601.jpg
ねんくり『それをお前らは皆、自分の都合のいいように解釈し、自分だけが特別な存在だと思い込んで…、めでたい奴らだな』

ねんはせ『何だと…!?』

ねんくり『俺は』
P4205604.jpg
ねんくり『そんな物がなくとも、主が俺をどれだけ必要としているか、大事にしているか、…あいつが俺をどう想っているかくらい、判る

ねんはせ『ふん!負け惜しみを!』
P4205606.jpg
ねんはせ『自分だけ主のお手製ぐっずを貰えていないからと虚勢を張って…っ』
P4205612-2.jpg
ねんくり『俺はお前らに負けたつもりはない。一度もな』

ねんはせ『!!大倶利伽羅、お前…』

(ねんはせはねんくりから発せられる異常なほどの自信に怯んだ。その自信は果たしてどこから来るのか…ねんはせには分からなかった)

ねんはせ『なぜだ?』
P4205615.jpg
ねんはせ『どうしてお前は、そんなに余裕でいられる…?』

ねんくり『………決まっている』
P4205618.jpg
ねんくり『主を信じているからだ』

ねんはせ『なっ!?(馴れ合いの嫌いなお前が、「信じる」、だと…!?)』

ねんくり『そうだ、俺はあいつを…、っ////!?』

(ねんくりは突然頬を赤らめた。どうやら無意識に発言していたようで、自分の言葉にねんくり自身が驚いているようだった)
P4205621.jpg
ねんくり『ちっ////…俺らしくもない////こんな言葉が自然と口から出てくるとはな////…っ』

ねんはせ『…まさ、か…』
P4205623.jpg
ねんはせ『何てことだ…(あの大倶利伽羅がデレたのか…!?あいつをこんなに変えるほど、主は奴のことを…)』

(ねんはせは、思いもよらないねんくりの言動に驚きを隠せない。一方のねんくりは珍しく饒舌で再び語りだした)

ねんくり『…あぁ、言い忘れていたが』
P4205624.jpg
ねんくり『俺がここへ来たばかりの頃、俺の身体は支柱との接合具合が芳しくなかった』

ねんはせ『ん?急に何の話だ?』

ねんくり『あの時』

(ねんくりは自ら支柱を外し、その新しい接合パーツに触れた)

ねんくり『主は…あいつは、それを諦めることなく色々と試行錯誤していた』
P4205625.jpg
ねんくり『俺はこのままでも構わないと言ったんだがな。あいつは、俺が支柱から外れ落下し傷つくことを案じていた。…あの時の、あいつの慎重すぎるほどの俺への触れようは忘れられん』

(語りながら、ねんくりはそっと接合パーツを外してみせた)

ねんくり『最終的には、製造元に問い合わせこの特殊な接合部を入手したようだが…』
P4205629.jpg
ねんくり『おかげで、俺の自立性は増し、前よりもあいつが俺に触れることが多くなった』

(ねんくりは、それはそれは大事そうに接合パーツを元に戻した)

ねんくり『主が俺の為にそこまで尽力した事実は、』
P4205630.jpg
ねんくり『手製云々を受け取るより、遥かに、…俺には特別なことだ』

(そしてねんくりは自ら支柱に収まった。その安定感に満足しながら、ねんくりはねんはせにこう言い放った)
P4205632.jpg
ねんくり『これも、一つののカタチ、なんじゃないのか』

ねんはせ『っ』

(ねんくりの言葉に、ねんはせは何も言い返せなかった。拳を震わせながら、ようやく発せた言葉は…)

ねんはせ『…そ、れが、何だっていうんだ!?』
P4205634.jpg
ねんはせ『俺だって必死なんだ。一匹狼のお前には分からんだろうが、俺には主がすべてだ』
P4205641.jpg
ねんはせ『俺は主にこの身のすべてを捧げている』
P4205636.jpg
ねんはせ『この俺専用ぐっずは、そんな俺への主からの褒美…いや、主が俺を大切にしてくださっている証なんだ。俺は、大事にされているんだ、主に!』

(ねんはせは狗耳をうっとりと見つめた。ねんくりはその狗耳に軽く触れると――)

ねんくり『…これが、証、だと?』
P4205642.jpg
ねんくり『こんな物がなければ、主を信じることもできないとは。…虚しい奴だな』
P4205644.jpg
ねんはせ『!?こんな物、ではない!汚い手で触るなっ!!』

ねんくり『…お前は、』
P4205645.jpg
ねんはせ『一体何の為にこの本丸にいるんだ』
P4205649-2.jpg
ねんはせ『そんなこと、決まっている!もちろん、主のお役に立つ為だ!その上で、主から褒美を頂けるならば、これに勝る喜びはない!』

ねんくり『…役に立ちたいとは聞こえがいいが』
P4205651.jpg
ねんくり『結局は見返りを求めているだけじゃないか』

ねんはせ『違う!俺は…っ』

ねんくり『本当に主の役に立ちたいというのなら…』
P4205652.jpg
ねんくり『お前は消えろ。迷惑だ』

ねんはせ『な、んだ、と…っ!?』

ねんくり『主が忙しいのはお前も知っているだろ。褒美だの何だとの、あいつの負担を増やすくらいなら、何もするな』

(そしてねんくりは勢いよく刀を抜いた)
P4205662.jpg
ねんくり『主には俺がいれば十分だ。俺は証など求めない。俺はあいつを信じているし、あいつも俺の事を判っている。それで十分だ』

(ねんくりはねんはせに背を向け歩き出す)
P4205656-2.jpg
ねんくり『俺一人で主を守る。確かに、この小さい体では限度があるが、俺なら、鍛錬すればいずれその力を得られる…!』

(そうしてねんくりは何処へともなく去っていった。おそらく鍛錬の続きをしに行ったのだろう)

ねんはせ『………』

(その場にひとり取り残されたねんはせは何も言えずにいた)

ねんはせ『俺は…』
P4205657.jpg
ねんはせ『違う、褒美が欲しくて頑張っているんじゃない。俺はただ、主の喜ばれる顔が見たくて…』
P4205658.jpg
ねんはせ『!!そうだ…、俺は、主の喜ばれることをしたいだけだ。俺がいなくなって、主が喜ばれるはずがない…!』

(ねんはせは力強く拳を握りしめ、そして誓ったのだった)

ねんはせ『誰に何を言われようと関係ない!むしろ、こんな逆境に立ち向かう俺を主は好いて下さっている!』
P4205660.jpg
ねんはせ『俺は消えない!あるがままに主に尽くす!俺には主しかいないのだから…!!』


<本日の出演者>



【ねんくり(1振り目)関連記事】

ねんくりが本丸にやってきた!:うちのねんくり(1振り目)紹介

くりちゃんがデレた!?(ねんどろ大倶利伽羅):いつもクールなねんくり(1振り目)ですが、時々無意識にデレてくれるんですw


【ねんはせ関連記事】

ねんどろ長谷部用に犬耳つくってプレゼントしてみた!:ねんはせに狗耳をあげた時の話

犬耳を貰う前の長谷部(ねんどろ)の日々:"主専用グッズ"に憧れるねんはせは…

関連記事
スポンサーサイト

りく

フィギュア/ドール/ガンプラをウェットに愛でる審神者。
推しねんはねんみか・ねんかしゅ・ねんほた…、みんな可愛いんだ!!
@rikufotoblg