ねんどろいち兄、嫉妬の末に・・・

刀さに(ヤンデレ)
06 /06 2016
表題の通りです。
(※夢系なのでカテゴリこっちに移動しました)

ねんどろのいち兄が嫉妬したら・・・なお話。

スルー推奨




~某日、本丸にて~


ねんいち『刀集め…ですか?』
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(今後発売予定の)新しいねんどろ刀剣男士に興味を示す審神者に対し、近侍のねんいちは戸惑いを見せるように首を傾げた。
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『あ、いえ、文句はありませんが…』

そう呟くねんいちだったが、その表情は何処か寂しげだ。

『・・・・・(主殿はこれほどまでに刀を集めてどうするおつもりなのだろうか。私には主殿は一人しかいないというに…)』
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『・・・・・(何だろうか、この感情は…。今自分はどんな顔をしているのか…自分でもよくわからんな)』


数あるねん刀の中に埋もれていきそうな自分。
ねんいちは複雑な想いを募らせる。


しかし、審神者による刀の収集は止まりを知らない。


***


――数日後。


『また、刀集め…ですと?』
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今度はねんみかがもう一振り欲しいと言い出した審神者に、自然と表情がこわばるねんいち。
この得体のしれぬ感情は何なのか…。
抑えようにもそれは膨らむばかりで、つい顔に出てしまう。

『いえ、文句はありませんが…っ』

そう言いつつ、心ならずも眉間にしわは寄り語気すら強まる。
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『・・・・・(私がいても尚、まだ新しい刀が必要なのですか…っ)』


審神者に見えぬところで、ねんいちは無意識にキッと唇を噛み締めた。


***


別の日。


ねんいちは、他刀(ねんどろ)が審神者と仲睦まじげに触れ合う場面に遭遇する。


ねんこぎ『ぬしさま、ぬしさま♪』
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ねんいち『・・・・・(小狐丸殿はまた、私の主殿に…っ)』


審神者にじゃれつくねんどろ小狐丸を前に、ねんいちの胸は苦い想いでいっぱいになる。
まさに"嫉妬"と呼ぶべきその感情に、ねんいちは支配されつつあった。


***


そんなある日のこと。


ひとり、刀剣部屋へやってきたねんいち。

ここには審神者の所持するねんどろ刀がすべて揃っている。
粟田口は今のところ一期、一振りしかいない。

審神者がいないのを確認し、ねんいちは目の前に並ぶ刀剣たちを睨みつけた。


『これのせいか…』
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『近頃心が休まらんのは…っ』

ねんいちはその内を支配する感情の正体…すなわち嫉妬心には気づいていない。
ただ、増える刀と、審神者と慣れ合う他刀たちに日々いら立っていた。
心安らぐ方法を探していた彼はついにその術を悟ったのだ、粟田口以外の刀…その異質な存在を全て排除してしまえばよいのだと。

『私と弟たち以外は必要ない』
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『主殿には私さえいれば…っ』


そうしてねんいちは、自分以外の刀剣を全て隠してしまったのである。


***


しばらくして。


審神者が本丸に戻ると、あたりは静まり返っていた。
やたら殺風景なその場所に、審神者は戸惑いを覚える。

そこへ、近侍のねんいちがやってきた。


『主殿』
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『主殿、こちらにいらしたのですか』

ねんいちはいつもと変わらぬ様子で審神者に優しく微笑みかける。
そんな彼に、審神者が他刀の行方を問いかけると、、

『はて?刀の数が少ない…ですか?』
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『いえ、私にはいつもと変わらぬように思いますが』

あれだけいた刀が、いまや一期の一振りしかない。
その明らかに一変した有様にもかかわらず、
たいして興味もないといった様子でねんいちは何処からともなく打粉を取り出した。

『さあ、主殿。手入をお願いできますかな』
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『久方ぶりの手入ですな。この時を大変楽しみに待っておりました。幸い、邪魔者もおりませんから、ふたりきりの時間…存分に楽しむことといたしましょう』

それは嬉しそうに話すねんいち。
温かい微笑みの奥に仄かにざわめく狂気が…ただ、審神者だけを捉えていた――。



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りく

フィギュア/ドール/ガンプラをウェットに愛でる審神者。
レビュー中心ですが、オビツカスタムとかねんどろともよく遊んでま~っすヽ(*゚∀゚*)ノ
@rikufotoblg